雑誌に登場してくる読者モデルは職業としてモデルをしている人ではなく、一般の人なので自分により近い存在として親近感を持てるのが人気です。
ファッションショーやパリコレに出るような世界的なモデルを目指すのは難しくても、身長などの制限が緩い読者モデルとしてなら活躍できるかもしれないと考えている方もいるでしょう。
しかし、一方でお給料はどれくらいもらえるのか気になるところです。読モの給料の実態について紹介します。
一般的な読者モデルの給料の相場はどれくらい？
読モのお給料は人によって大きく差があります。
掲載される雑誌の刊行ペースにも左右されますし、雑誌の中には掲載ページによっていくらと決められているものもあるためです。また、駆け出しの読モの方がもらえる金額は低い傾向にあります。
1回あたりの撮影でもらえる金額は数千円～数万円程度で、中には交通費が支給されないところもあります。
そのため、必然的に読モとして活躍している人たちは撮影現場まで通いやすい首都圏に固まります。
一般的な読者モデルが月にもらえるお給料は3～5万円程度が相場と言えるでしょう。
読者モデルを本業の仕事としている人は少なく、ほとんどが学生さんだったり他に仕事をしながら掛け持ちで行っています。
読モの仕事だけで生計を立てるのは厳しいですが、自分の好きなファッションに関わりながらお小遣いをもらえる副業として楽しむのなら悪くないでしょう。
売れっ子読者モデルの給料の相場はどれくらい？
読モの中でも人気が出てくると、そのモデルが登場するだけで雑誌の売上が大きく伸びるということもあります。
人気読モになると特集ページを組んでもらえたり、撮影に呼ばれる機会も多くなります。また、それに伴ってもらえるお給料も増えていきます。
雑誌の専属モデルの中には1回の撮影で5～10万円という人もいるため、月のお給料が20～30万円、中には50万円を越えるという人もいます。
また、読モから始め、やがて人気が出てモデル事務所から声をかけられることもあります。その後は本業のモデルとして活躍したり、タレントや女優に転身する人もいます。
読モになりたいと考えている人の中には、こうしたカリスマ読者モデルや専属モデルを経て、ゆくゆくはタレントや女優として活躍したいと考えている人も多くいます。
読者モデルで稼ぐのは難しい
読モの世界は一見華やかに見えます。
しかし、雑誌の出版社側から見れば読モはモデルを起用するよりも撮影の経費を抑えることができるというメリットがあります。
そのため撮影で読モに支払われる金額は数千円程度です。月々のお給料は5万円稼げればいいところなので、これだけで生活するにはかなり厳しいと言えるでしょう。
駆け出しになると更にもらえる金額は少なくなるので、思っていたより稼げなかったとがっかりする方もいるかもしれません。
人気が出てカリスマ読者モデルや専属モデルになればそれだけで生活することもできるでしょうが、そこまでは他の仕事と掛け持ちをしたりアルバイトで生計を立てながらやり繰りしている人も多いようです。
売れないモデルはどうやって生計を立てているのか
読モのお給料は売れていない人の場合、せいぜい月に手取りで数万円ほどです。
そのため多くの人が他にアルバイトや仕事を掛け持ちして続けています。
元々ファッションに興味があったことから読モを目指した人も多く、アパレルショップの店員として働いている人も珍しくありません。
ショップ側もカリスマ店員として紹介することもできるため双方にメリットがある働き方といえるでしょう。
一方で、雑誌や記事の内容にもよりますが撮影に用意するための服やメイク道具は本人が準備することも多いため、毎月の服や化粧品代が大変だという人もいます。
そのため、より稼ぐことができ撮影が入ったときでも時間の融通が利く水商売で働き始める人もいます。
読モの生計の立て方はそれぞれ個人差がありますが、撮影とアルバイトや仕事を両立して続けていくことは簡単なことではなさそうです。
まとめ
読モのお給料の実態について紹介しましたが、一般的な読モが月にもらえる金額の相場は3～5万円程度です。
そのため、多くの読モがその仕事以外にもアパレルショップなどでアルバイトをしながら生計を立てています。読モの給料だけで生活していくことはかなり厳しいと言えます。
これから読モを目指したいと考えている方は、読モはあくまで1つのステップと捉え、そこから先どのように進みたいのかビジョンを持つことをおすすめします。
